マタニティウエア
マタニティウェアは必ずしも必要なものではない。1着も買わずにトレーナーとスパッツで過ごしたという話しも聞く。ただ、7カ月くらいになるとお腹が大きくなってくるし、締めつけは良くないので着たほうが無難(ラク?)かも。また、通勤電車の中などではマタニティウェアを着て妊婦らしくしていた方が混んだ車内で自己防衛しやすい。
最近はデザインもシンプルなものがあるので、花柄、フリルぶりぶり妊婦になる心配もない。ただし買い過ぎには注意。次の子の時また着るからいいわ!なんて思ってもマタニティウェアにだって夏服・冬服があるんだから、同じ季節に妊娠しないと意味ないじゃーん。
母親学級
母親学級には病院で行われるものや市、区などが開催するものなどがある。
出席は任意だし、開催はたいてい平日なので仕事を持つ人は出席が難しいかもしれないが、できるだけ出席することをお勧めする。未知なる妊娠・出産ワールドに足を踏み入れるのだから、これから自分の体がどうなっていくのか、出産はどんなふうに進んでいくのか、知っておいた方がいい。1回目は自己紹介があったりするので妊婦友達ができたりするのも心強いものである。
私は病院で行われたものに参加した。参加料は無料。妊娠5カ月から8カ月の間に全4回、1回2時間程のプログラムである。第1回は妊娠中のこと全般、妊娠中の栄養、出産のビデオ観賞、懇談会。第2回は妊婦体操指導。第3回は新生児と産褥期について、院内見学。第4回は無痛分娩について、分娩の準備と経過、呼吸法、懇談会。
因みに院内見学で分娩予備室、分娩室などを予め見られたのは心の準備に役立った。
胎動
早いと妊娠5カ月の後半位から感じ始める。腸が動いたみたい、お腹で金魚を飼っているよう、空気の泡が移動している感じ、と表現は人それぞれ。
でも、この時期に感じられなくても心配はない。9カ月にもなれば夜眠れないくらい激しく動くようになって、息をひそめて胎動を感じようとしていたころが懐かしくなる。
そして、ついつい腹を食い破って飛び出してくるエイリアンのことを考えてしまう人は…結構いるはず!?
胎児の大きさ
超音波エコー診断で測定する胎児の身長は頭からお尻の長さをいう。胎児は足を曲げていることが多く、全身を測るのが難しいからだろう。
妊娠2カ月で初めて超音波診断を受けたときの胎児の大きさは6.2ミリだった。ちっちゃいなあ。
腹帯
妊娠5カ月の戌の日に、安産を祈願して着けるらしい。犬が安産なのにあやかっているとか。妊婦の母親が神社で安産の祈願をしてもらって娘に着けるという話しもある。
幸い(?)私も家族もしきたり関係にはこだわらないので妊娠6カ月に自分で買って来た。
最近は、でっかい腹巻き状のものの上から補助腹帯を付けるタイプが主流のようだが、安くあげるなら昔ながらのサラシぐるぐる巻きも良いだろう。ただし巻くのに結構時間が掛かるので、時間のない朝などにはちょっと不便かも。
体のサイズ
妊娠中期に入ると、バストも大きくなってくる。授乳の準備のため乳腺が発達してくるかららしい。最終的には妊娠前より1〜2サイズ上のブラジャーが必要になる。
またお腹が大きくなるのに伴い、ショーツも買い替えていかなければならない。妊娠9〜10カ月ともなれば、これは関取のぱんつか!?というくらいでっかいのが必要になる。だってそのころの体はまるでスイカを丸呑みしたアナコンダ状態なんだから。
貧血
妊娠前は貧血に縁がなくても、妊娠中は貧血になりやすい。
簡単にいえば、妊娠すると血液の量が多くなるので今までどおりの栄養の取り方では血が薄くなってしまうのである。
できるだけ食事で改善するのが望ましいが、それで解消しない場合は鉄剤が処方される。
私はほとんど毎日ほうれん草を食べて、なんとか薬なしで過ごした。
貧血講座
病院によってはこういった健康講座を行うところもある。
出席してみたところ、貧血だけでなく全般的な正しい食生活講座といったところであった。とにかくバランスの良い食事を規則正しくというところか。まあ、当たり前のことだよね。
逆子
赤ちゃんは頭から生まれてくるので最終的には頭を下にして子宮に納まる。妊娠中期までは羊水も多く、活発に動くのでなかなか上下が定まらないが妊娠8カ月以降になるとたいてい頭を下にする。その逆で頭を上にして納まってしまうのが逆子である。逆子で出産するとお産が長引いたり、産道と赤ちゃんの間にへその緒が挟まって危険だったりするので帝王切開になることが多いらしい。
性別
超音波診断でかなり早い段階で胎児の性別がわかるというが、あまりに早いと見間違いも多く、正確にわかるのは8カ月以降とか。
病院によっては事前に教えない方針のところもあるらしい。
ウチは先生に「知りたかったらいつでも言ってね。」なんて言われたけれど、やっぱり生まれたときに知った方が感動も倍増だったよ。
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