ブラジル産黄熱病に冒され、やっとの思いで到着。
しかし、壮絶な… |
しばらく新横浜公園で盛り上がる風景を楽しんだ後、スタジアムへ向かった。私を悩ませた「ブラジル産黄熱病」の免疫ができたようで、足取りは少々軽くなっていた。今回はカテゴリー1のチケットなので、メインゲートからの入場である。公園とスタジアムに向かう広い道にさしかかると、急に多くの人の姿が目に飛び込んできた。
その広い通路には、ゆっくり歩く人種と足早に歩く人の2種類に分かれていた。記念撮影をするためかと思ったが、違うようだ。ほとんどはブラジル人サポーターである。いったんゆっくりとチケットゲートまで行き、そこで記念撮影と応援の掛け声。そしてゲートと反対方向にゆっくり歩き始め、横浜スタジアムをバックにまた撮影。次は場所を変えてまた撮影。といった具合である。そんな人たちがそこかしこで記念撮影や応援をやっているので凄い人だかりである。こんなに大勢のブラジルサポーターがスタンドで応援したら大変なことになる。また「ブラジル産黄熱病」がぶり返し、大事な試合の観戦が平静な状態で出来なくなってしまう。
八百万の神様、助けて下さい!! という心境だった。 |
カバンからチケットを取り出し、ボランティアのスタッフにチェックを受ける。チケットを片手にゲートをくぐると、人はまばらだった。こんなに広い通路に少しの人しかいない。ここは記念撮影に最適な場所である。
ゆっくりと撮影場所を選びカメラアングルも凝り、これしかないといった感じでシャッターを押している人ばかりである。ゲート前のあの光景は一体何だったんだ!?
そうか、ゆっくりと歩いていた人たちはチケットを持っていないんだ!! ということは多くのブラジル人は一番近いところで応援するためわざわざここまで来ていたんだ!!
ということにここで初めて気が付いた。
ブラジル本国から来ている人だけではないだろうが、これは凄いことである。日本の文化でこんな事があるかと考えたら、一つだけあった。「初詣で」である。多くの日本人が神聖な気持ちで神社へお参りし、新しい年に先立ち目標を誓う。またその願いが実現するよう神通力をお願いする。底辺にあるモノは同じような気がする。そう考えると、今回の横浜スタジアムはブラジル人にとって「明治神宮」みたいなモノなのだろうか?! |
おそるべし「ブラジルサポーター」、
これがブラジルサッカーなんだ!! |
今回のワールドカップ予選で敗退したアルゼンチンのバティステュータやフランスのジダン。予選敗退決定後、泣いていた。また昨年のトヨタカップの南米代表チームも負けた後、ピッチ上で立てずに泣いていた。サッカー王国ブラジル。そのチームを応援する事じたい、サポーターにとって誇りなのか…。
素晴らしい!! 本当に素晴らしい…。そんなサッカー王国ブラジルのプレーを、この目で直接見られるとは…。今日のブラジル代表のプレーに期待したい、っと思い足早にスタジアムへ向かった。 |
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今回決勝戦を観戦できたのはW氏のおかげ。W氏のお子様のS君と2ショット? |
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オーレ、オーレ、ブラジル!!
とは叫んでいませんでしたが、こんな感じの人がイッパイでした。
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そうだよね…。スペイン代表の試合を見たかったよね…。分かるよその気持ち。
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