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 「入場チェックを開始します。」のアナウンスは、神の声? 
 開場30分前にS席ゲート前までいったん行ってみた。そこから最後尾まで戻り、サポーターの様子をチェックしてみた。以外と家族連れが多かったという印象が強い。スタジアムの警備車輌やテレビの放送車が一望できる道沿いに座り込み、早めの夕飯をとりその時を静かに待っていた。また、フェースペインティングをしている気合の入ったグループもいた。
 そんな中、開門5分前ボランティアのスタッフがメガホンで「開門します。チケットはお一人様1枚必ずお持ちになり入場を、お願い致します。」というアナウンスが流れた。開門を待つ人々が、メガホンを持つスタッフを方向をみた後、各自の手荷物を持ち立ち上がった。こんなにお行儀のいい集団を私は見たことがない。子供連れが多いということもあるかもしれないが、割り込みなどする人もなく整然とゲートの中にサポーターは吸い込まれていった。
 最後尾にいた私からゲートまで約500m程後方から、ゲートを通過するのに15分であった。しかしここからが、本当のチェックの始まりであった。
チェック場所は3ケ所。それぞれチェックポイントは違っていた。
 これですぐに指定席まで行けると思っている私が、非常識であった。そうテロ対策などの報道からして、そんなことはありえない。先程のゲートはチケットの有無と、次の危険物の持ち込みチェックのため金属物を入れる袋を渡されただけである。
 なるほどとと感心しながら、バッグの中にあるモノをもらった袋に入れながら歩き少しでも早くと気持ちははやるばかりであった。ついに第2チェックポイント到着。鞄の中身をチェックされ、次に金属探知器でボディーチェック。早々にOKだと信じ込んでいたので歩き始めようとしたところ、「チョット待って下さい!」と呼び止められる。「エッ、僕?」と思ったが間違いなく、僕だった。一瞬焦ったが、話をよく聞くと体に金属反応があるということであった。胸ポケットに手をあてると、ゴツゴツとした細長いモノがあると分かった。ターボライターである。それを取りだし、もう一度ボディーチェック。又しても「ピッ」と反応する。今度はズボンのポケットに手を突っ込むとまたしてもあった。カギ束である。本当に性能のいい金属探知器だと感心した。
 冷静に行動しているつもりであったが、結果は「×」。ボランティアの方、ご迷惑をお掛けしました。スミマセン。
 何度も来ているが、今日の横浜スタジアムは違った!!
 第3チェックポイントで、指定ゲートに関するチェックを受け、半券を取られてスタジアム内へやっと入れた。事前に調べていたので2階席へ直行。途中の階段からスタジアムの外が見えるので立ち止まった。
 開門からわすが30分しか経過していないのに、メインゲートは長蛇の列。列、列。しかも「まっ青」である。本当に凄かった。気を取り直し、私の指定席を目指す。その時である。S21ゲートの直前に警察官の集団がいたのである。通常スタジアム内は民間の警備会社の警備員というのが普通である。私の経験からすると、過去の事例では「Wカップフランス大会の予選」対韓国戦を国立競技場でやった時と同じくイラン戦の2回という記憶である。しかしその時はこんな数ではなかった。本当に大勢の警察官がいた。
 キックオフまであと2時間30分。すでにこの緊張感。体力がもつか少々不安になった。大丈夫だろうか?!
開門30分前ゲート手前200mのところでフェイスペインティングしている親子。髪の毛も青だ。

渋いね「松田直樹」のサポーター。地元横浜それとも前橋から来たの?

入場する際、持ち物と体を金属探知器でチェックされました。ライターが反応してビビリました。

スタジアムに入る際、チケットをチェックされ半券を切り取られた。やっとチェックイン!!

2階席からゲートを見た光景。キックオフまであと2時間でもうこの行列でした。

僕の席はどこだと捜している時、大勢の警備の警官を発見。チョット物騒な感じがしました。


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