第3子には50万円、第4子は70万円と増額してゆき第7子以降は300万円の 支給。東京都八丈島が94年に導入した破格の出産祝金制度は、言うまでもなく少子化対策だ。大阪府池田市のダイハツ協賛による4人目出産家庭への軽自動車無償貸与も、一時注目を集めたが、果たしてだからといって子供を大勢産んでみようなどと考える大人は増えているのだろうか?
まず、経済的なゆとりを考慮して家族計画をたてるのが常識となりつつあるにしても、金銭面のケアだけでは人間ひとりを生んで育てる決定打にはならない。子供と共に生きて行くには確固たる自分の人生基盤を持つことが先決だからだろう。
どうして「子供を生まない」のか。夫婦ふたりだけの生活なら収入は十分。自分の子供も持ってみたい。なのに将来を考えれば考えるほど躊躇してしまう。それほど子供の存在は、自分らしく生きる事を難しくしてしまってるのだ。
ではどうして「子供を産む」のか。子供なしでは人生と言えないと考える人、幼い頃からの価値観、自分に自信を持てた時など、それぞれに思いや理想、そして理由があるはず。
たとえば夫婦2人で生きていこうを思ったきっかけ、ベイビーの顔が見たくなった瞬間、兄弟が必要と考える時・・。
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