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平成10年4月から、保育園制度が50年ぶりの衣替えを敢行。
地域によってばらつきのある制度改革ではあるが、保護者が保育園を選べる事をポイントに、サービスの見直しと競争が表面化してきている。
また、数年前から一部がブランド視されつつある幼稚園側も、延長などの保育サービスを導入。
管轄違いの保育園と幼稚園が、サービス競争においては、今や同じ土俵 に立たされたと言っても、過言ではないのが現実だ。
幼稚園は学校教育法、保育園は児童福祉法が根拠法令。文部省と厚生省では全く違う保育規定のように感じるのは当然だが、どちらも修学前の児童を集団保育するのは同じ。
実際には、子供達の生活リズム、教育、園と父兄のコミュニケーション・・など、どのような違いがあるのだろう？
　
約2倍の教育・保育時間差がある、保育園と幼稚園。年間カリキュラムが多く時間 の短い幼稚園児は大忙しだが、集中力は養えそうだし、逆に保育時間の長い保育園では、生活リズムをしっかりと身につけられ、虫歯の子供が少ないとも言われる。
こうした一般論、園風を含む体験談、感想の交換を基に、保育園と幼稚園の等身大 をあぶり出そうという企画特集第一弾。
今号のキーワードは以下の通り父母会、遊び、お友達だが、枠にとらわれない自由な証言集に、また98年度版「園」の最新情 報たる意見交換の場となってくれれば、うれしい限りだ。