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驚愕と疑惑の週休二日ゆとり教育
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平成14年度から公立学校が週5日制になることと並行して、学校での授業総時数が大幅に削減される。従来の「詰め込み型」の教育を変えて、内容を30%程度カット。基礎・基本の徹底を目的とした学校生活に対する「ゆとり」導入と、新設される「総合的な学習の時間」の時数確保のため打ち出された必至な対策には、教育全体の見直しと改革、子供を取り巻く環境を含めた大きな問題が見え隠れしている。
文部科学省ホームページ
http://www.mext.go.jp/
新しい学習指導要領について
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youryou/111/f_020101.htm
「教えられたことはできるけど、新しいことを思いつかない。」
生徒自身が自発的に色々な問題に疑問を持ったり、積極的に体験を通して学習する「総合的な学習の時間」は、自ら学び、考え、主体的に判断し、問題を解決する「生きる力」を育成するための教育だ。望ましい人間形成は学校だけでなく、家庭や地域社会も含めた子供たちの生活全体を通して行われるという考え方に立って、学校教育に過度に依存した現状を是正し、学校、家庭及び地域社会のそれぞれの教育機能が十分発揮されるようにすることが求められている。そのためにも週末休みには親の協力が必要とされるという。学校で教えなくなったからといって、塾に行かせては教育が変わらない。率先して子供の好奇心を沸かせるような教育を家庭でもと、文部科学省は「家庭や地域で豊かな経験をし、幅広い人間性を培うために時間を使ってほしい」と強調している。
現実問題として、どのような週末の過ごし方が理想的とされているのだろう?
準備は着々と進められていると文部科学省のホームページには掲載されているものの、肝心要の具体的な提案や内容については、「地域で・・・。」というあいまいな回答。
机上の授業時間が減り、体験学習といった楽しい授業が増設される。しかも毎週末が連休になるので、小学生の子供たちの大半はとても楽しみにしているというが、中学生になると心中は複雑らしく高学年になるにつれて不安を訴える意見が多くなる。また親の方も楽観視していられないと不満度が高いのは確かな事実。新制度では今以上の学力低下が否めないと実感するからだ。
結局は将来勉学に励もうという子供は学習塾へ通わされ、むしろ子供の「二極化」を進行させる要因となるという指摘は多い。どうも「ゆとり」によって得られる効果が感じられない現実がある。
また週休二日になると必然的に三連休も増え、子供達からの<お出かけしたい攻撃>も目に見えるところ。小旅行もできるし、親と一緒に何かを作ったり考えたり出来る
時間は増える。好きなことに没頭できると考えている子供もいるだろう。必ずしも家族で考え方が一致しているとはかぎらないが、いずれにしても無駄に時間を浪費したくないという気持ちは親子ともに感じているはずだ。
さて新年度からの「ゆとり」で増える連休日を、どう過ごすか? 平成13年度の公立小学校の年間予定から単純に換算してみると一年のうち公立校のお休みは、おおよそ166日。なんと、登校日は200日を切るところが多いようだ。学校や地域との連携はもちろん、父母にとって家庭環境の充実策検討と実施が緊急な課題であるのは間違いない。
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週末の過ごし方アンケート
休日には何をして過ごしますか? 子供のやりたいことは何だと思いますか? 父母の考える理想的な過ごし方や計画はありますか? 是非アンケートにてご参加ください。結果もご覧になれます。
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アンケートへのご協力ありがとうございます。掲示板へのご意見ご感想もお待ちしております。実際に休日を有意義に過ごしています、などアドバイスも大募集!!たくさんの皆さんのアンケートへのご協力、ご意見ご感想、楽しみにお待ちしています。
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