陰陽の傾向がわかったら、さらにそれぞれが水太りと虚弱の2つのタイプに別れます。あなたはどれにあてはまりますか？ 1） 陰性の水太り 菓子や飲物、果物など陰性食物を好む人。身体がゆるんで膨れています。まずはこれらの食品や飲物を減らしてください。調味は塩気をやや多めにして、炒め煮など加熱時間の長い、温かいものをとるようにしましょう。 2） 陰性の虚弱 体力がなく、痩せていて、消化吸収力の弱い人。じっくり煮こんだ、柔らかく温かいものを食べてください。野菜は小さめに切り、塩気とよくなじませるようにします。飲物を控えめにし、体調の悪いときはおかずは摂らず、主食のみで過ごしてみましょう。 3） 陽性の水太り 暴飲暴食の気があり、肉や魚など陽性食物に加え、甘い物やお酒など陰性食物も多く摂っている人。主食の量を控えめにして、キャベツ、ブロッコリー、モヤシ、里イモ、キュウリ、椎茸、ナス、ジャガイモなど陰性の強い野菜や豆腐を食べるようにしましょう。リンゴやミカン、イチゴなどの果物もOK。調味は塩分、油ともやや控えめにして、野菜は大きめに切り、加熱時間は短くすませてください。お浸しや蒸し物、サラダ、漬物などあっさりした調理法で。 4） 陽性の虚弱 塩辛いものなど陽性食物を好む人。長年スポーツをしてきた人もこの傾向にあります。主食は粥やうどんなど柔らかいものをとり、おかずは少なめに。ふろふき大根や薄味のうま煮、切干大根などの乾物をさっと煮たものがよいでしょう。揚げ物もOK。