歯磨き、上手に出来るかな?
ハブラシ選びのポイント
さて、前号で予告していた歯ブラシの選び方。一昔前までは縦にローリングする方式が主流でしたが、現在では殆どの医院で優しく小刻みに横にブラッシングする方法を勧めています。そのため歯ブラシはヘッドが自分の歯が2本磨ける位の長さの出来るだけコンパクトなもので、3列の植毛のものをお勧めしています。
いくつか挙げたサンプルを見ていただくと分かると思いますが、同じ3列の植毛でもその一つ一つが太すぎたり列と列の幅が広いためにヘッドが大きくなっているものもありますので、なるべく小さなものを選んでくださいね。また、毛先が細く毛質は弾力のある物を選んでください。歯と歯の間や、歯周ポケットの汚れを取り除くのがのが歯磨きの目的。硬い毛先はもちろん、柔らかすぎてもフニャリとなってしまって、汚れのある所に入っていかないので要注意です。それに子供達はハブラシを噛むのが大好き。子供用はあくまで習慣付けと考えて好きな物を持たせて、仕上げ用ブラシにしっかりチェックを入れてください。取り替え時期は、三週間から一月。毛先が開くと歯茎を傷つけてしまうので、迷わずゴミ箱へ!
歯磨き、上手に出来るかな?
ここがポイント!!
せっかくハブラシを慎重に選んでも、磨き方が間違っていたら元の木阿弥。そこで、チェックポイントをひとつ。先に申し上げた通り歯の間やポケットに入っていてこそブラッシングは成功。自分の歯に何か物が詰まっているような感覚がするようにハブラシを当てるのがコツです。その感覚をつかんだら、磨いている間それが逃げないように小刻みにブラッシング。市販の汚れを染める液体などを利用して自分の弱い部分を見つけて重点的にお掃除するのも効果的ですよ。
Q . 歯磨き粉は何歳から必要ですか?
A . 歯磨き粉を使い慣れているとお口の中がすっきりした感じがするので、使わないと逆に気持ち悪い方、多いかもしれません。でも基本的に歯の汚れを落とすのはブラシによってですから、あまり効果的とは言い難いのです。口の中が泡だらけになり早く濯ぎたくなってしまって、長い時間磨けないのがその理由。特に子供はそうでしょう。けれども茶しぶなどの着く変色しやすい歯質の持ち主には研磨剤が必要。その場合もブラシ先端にほんの少しつける程度で効果はあると思います。
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